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「家造りの命は基本プラン-1」

基本プランはゼネコンT常務と設計部が1年以上の
時間を掛けて作成した5LDK + 3LDKです。
 

家の造り方(家の建て方) 経験21-1
「プランニング」
  

建主は、大手ゼネコンT常務の親戚です。
職業は、もと国に関係し建築の基本的な注意点は
理解しているという。
 
確かな情報を入手しやすい立場にいたのです。

 
 
今回の建築は
これらを含めゼネコン設計部がプランニングを
していることで安心のお任せコースです。
 
ミハルの立場はT常務と設計部の立場を配慮し
実施設計と監理を請け建物を完成させることに
あります。
 
今回の実施設計とは基本プランを本に外観と
内装のデザイン・構造・設備等を意味します。
もちろん、多少の変更は考えられます。
 
 
T常務とゼネコンは、この先、一切関与しません。
 
 
計画建物は、地下1階、地上3階だ。
地階にはドライエリアを兼ねた広めの庭がある。
 
納得した上のプランのはずです。
 

 
しかし、打合が進むと建主(奥様)は
「こんな家を建てる必要があるのかしら」
いつもうんざりした様子です。
 
 
敷地が広く地階の必要が無いと考えられるのですが
意味不明の無駄が非常に目立つプランです。
 

 
地階を造る事で必要以上の工事費が掛かるので
概算工事費は地上2階建て(同容積)の
約二倍以上です。
 
この設計プランを施主は望んでいません。
 
スッキリとしない状態で
ミハルが設計監理することは問題です。
 
しかし、相手は大手ゼネコン。
ミハルが設計変更をしたならば
彼らの立場は無くなり設計業務は断られる。
 
そして、今後の設計紹介も無くなる。
 
困りました。
 
つづく

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